ソウル市「市内バス順法闘争時の運行率97%」…「故意遅延」など確認
ソウル市「市内バス順法闘争時の運行率97%」…「故意遅延」など確認
ソウル市は市内バスの労使間賃金交渉決裂で順法闘争が実施された先月30日、市内バスの運行率は97%となり、故意的な減速運行および出車・配車遅延行為も発見したと、1日に明らかにした。

ソウル市によると、前日1日間にわたって実施された順法闘争当日の認可運行回数に対する実際の運行回数は1013回が不足しており、運行率は97.3%であったことが分かった。

ソウル市側は「成熟した市民意識と責任感ある運輸従事者の積極的な協力で大きな混乱なく終えられた」と説明した。

ソウル市は労組の順法闘争に先立ち、既存の市内バス運行モニタリングシステムを改善して、交通の流れを阻害する故意的な減速運行および出車・配車遅延行為をリアルタイムでモニタリングし、これに伴い順法闘争当日、△配車間隔遅延87件△非正常的な停留所停車2件△車庫地遅延出発1件など、計90件の異常兆候を発見したと伝えた。

この日、大多数の路線は円滑に運行されたが、15分以上運行が遅れた路線は計165路線であり、平均運行遅延時間は約33分の水準であることが分かった。また、一部の中央車線の停留所で先行車両の長時間にわたる停留所での停車および意図的な遅延運行などにより、いわゆる「バス列車」の現象が発生したりもしたというのがソウル市の説明だ。

これに対して、ソウル市は今後、順法闘争が再開される場合、公務員を主要中央バス専用車線の停留所に配置し、不要な長時間停車行為などを確認し次第、現場で措置する方針を決めた。

ソウル市交通室のヨ・ジャングォン室長は、「賃金交渉と関連して労使間の合意導出のために総力を尽くす」とし「交渉妥結前まで労働者側の順法闘争に備えて、徹底した準備で市民の公共交通利用が決して妨害されることがないよう最善を尽くす」と述べた。
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