航空宇宙力国際学術会議(空軍提供)=23日、ソウル(聯合)
航空宇宙力国際学術会議(空軍提供)=23日、ソウル(聯合)
【ソウル23日聯合】韓国の宇宙分野への投資予算が日本の1割未満にとどまるなど、周辺国に比べ韓国の宇宙力構築努力が大きく立ち遅れているとの主張が出た。シン・ボヒョン予備役空軍少将が23日、第11回航空宇宙力国際学術会議で「韓国軍の宇宙戦力建設方向」と題する発表文を通じこうした結果を提示した。
 それによると、韓国政府の宇宙分野への投資予算は米国の0.5%、日本の9.3%水準にとどまっている。韓国の宇宙開発投資予算は2006年ベースで2億900万ドルと、国内総生産(GDP)に対する割合が0.026%にとどまるのに対し、米国は385億9000万ドルで対GDP比0.139%、日本は22億3000万ドルで同0.051%と集計された。

 シン予備役少将は、韓国が投資額を日本の対GDP比と同水準に引き上げても4億ドル規模で、これは日本の2割程度にすぎないとし、宇宙分野に投資できる韓国の経済力は非常に制限的だと指摘した。その上で、宇宙力構築の目標を経済力規模に見合う水準に設定し、宇宙先進国との技術協力による宇宙開発や人材育成などを進め、制限事項を克服すべきだと主張した。特に、軍の宇宙システムを構築する長期的な戦略を立てる必要があると強調している。
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