警察がソウル地域のゲームセンターで騒ぎを起こして約1億ウォンを奪った44人を検挙し、 1人を指名手配した。

ソウル警察庁広域捜査団刑事機動隊は20日、2018年8月から昨年7月までソウルエリアのゲームセンターで騒ぎを起こし事業主から計1億ウォンを奪った被疑者45人を立件したと明らかにした。同日、前科および常習性が認められる2人は拘束され、残り42人は不拘束、1人は指名手配となった。

彼らはゲームセンターを訪れ「金がない」、「食事代がない」、「薬代がない」と常習的に金銭を要求し、お金を与えないと従業員に絡んだり、大声で騒ぎを起こすなどして客を追い出す手法で事業主29人から1億400万ウォンを奪った容疑を受けている。最も金銭を奪った被疑者は拘束されたAで、2018年2月から昨年7月まで156回に渡り1,926万ウォンを奪ったことがわかった。

被疑者のうち2人は「暴れるヤツらをなんとかしてやる」とゲームセンター業者から約1,300万ウォンを奪った疑いもある。
彼らはゲームセンターが管轄自治体または警察の取り締まりにぜい弱であるという点を利用して犯行に及んだ。事業主は彼らが暴れても自治体から行政処分または警察から刑事処罰を受けうるという恐れから長期間被害を受けてきたと把握された。

これに警察はソウル全域のゲームセンター235か所を訪れ被害業者を特定した。報復を恐れて陳述を拒む業者を粘り強く説得して証拠資料を確保した警察は、被疑者特定のための捜査を進めたものだ。

警察関係者は「恐喝など違法行為で被害を受けた場合、お金を払うのではなく、迅速に通報するなど先制的措置が必要だ」とし「今後も零細自営業者と小商工人などを相手に行われる犯罪に対して継続的に捜査を拡大していく」と強調した。
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