教育科学技術部はサイエンスWIDEの推進課題として、数学・科学教育の充実化、科学の生活化に向けた課外科学教育の活性化、科学館を活用した科学教育と文化活動の展開、科学専門チャンネル「サイエンスTV」の育成、科学教育の底辺拡大基盤の構築の5大課題を提示した。
数学・科学教育の充実化に向けては、数学と科学を全体の教科課程から分離して韓国科学創意財団を中心に実験・探求をメーンとした教育課程を開発し、分かりやすくおもしろい次世代の科学教科書も持続的に開発する計画だ。科学の生活化に関しては、学校外での科学教育を活性化するために従来の邑・面・洞を中心とした生活科学教室を学校に拡大し、年内に全国の小学校1000校で「学校を訪れる生活科学教室」が導入される。
また、科学館を科学教育と文化活動の拠点に活用するため、学校での数学・科学教科内容を適用した展示・体験プログラムを来月オープンする果川科学館で試験的に運営し、国立中央科学館と果川科学館に科学館アカデミー課程(仮称)などを置き、科学館の専門人材も養成する方針だ。
このほか、有線放送を設置すれば誰もが視聴できるようサイエンスTVの普及型チャンネルへの転換を進める。2012年までに120か所の科学館設置、科学教育関連機関同士の協議に向けた数学・科学教育発展協議会(仮称)の発足など、科学教育の底辺拡大策も設けられる。
教育科学技術部の朴恒植(パク・ハンシク)科学技術政策企画官は、年末までに事業を具体化させ実行計画を立て、来年から本格的に推進するとした。「このプロジェクトが青少年の数学・科学能力の低下を防ぎ、知識経済に適した人材の育成に役立つものと期待している」と述べた。
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