【ソウル17日聯合】KTは17日、ウズベキスタンの首都タシケントとサマルカンドなど地方3都市で、無線通信技術「WiMAX」のサービスを商用化したと明らかにした。
 KTは昨年11月にウズベキスタン内のWiMAX全国事業免許を持つ「スーパーiMAX」を買収、先月に通信網の構築を完了した。今月9日には同国通信省から商用化の許可を得て、15日から本格的な商用化サービスを開始した。革新と変化を主導するという意味の「エヴォ(EVO)」をブランド名に、すでにスーパーiMAXが先月から予約顧客を募集している。まずはブロードバンド需要の多い企業顧客をターゲットにし、段階的に個人顧客にもマーケティングを拡大していく。顧客カスタマイズ料金制と多様な端末機で選択の幅を広げるほか、顧客センターを設置し顧客サービスの基盤を整える計画だ。

 KTは国内で1日に世界で初めて、既存のワイブロより速度が2倍速い次世代ワイブロ技術「ワイブロウエーブ2」の商用サービスを開始した。同技術をウズベキスタンでほぼ同時に適用し、海外商用化にも成功した。特に今回は、KTのサービス運営ノウハウと装備メーカーの技術力が結合し海外市場に進出したケースで、通信産業の海外進出の新モデルを提示したと評価される。KTは今後、スーパーiMAXのネットワーク品質の高度化と安定化を進め、サービス適用範囲を段階的に拡大する方針だ。同社グローバル事業本部の金漢錫(キム・ハンソク)部長は「ウズベキスタンでのWiMAX商用化は、韓国通信企業が初めて海外市場でワイブロサービスを商用化したという大きな意味を持つ」と評価し、周辺国への拡大に期待を示した。

 ウズベキスタンは中央アジアで最も人口(2650万人)が多く、天然ガス、金、石油など豊富な天然資源を有し年平均経済成長率は7%水準に達するなど、高い潜在力を持つ。その一方でインターネット普及率は8%にすぎず、WiMAXの成長可能性は高いとされる。

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