チョン・ドヨン の最新ニュースまとめ
チョン・ドヨンは、『シークレット・サンシャイン』で息子を失い絶望と救いの間を行き来する極端なキャラクターを演じ、<カンヌ国際映画祭>で最優秀女優賞を受賞した。受賞後に次第に積もっていったプレッシャーを振り払いたいと思っていたところ、他の作品のロマンスとは違った魅力がある『素敵な一日』に出会ったと、出演を決めた理由を説明した。撮影中は、1日に経験する穏やかな心境の変化をリラックスして楽しく演じようとしたという。「静かに動く心を観客が感じられるようにするのは大変。計算して演じるよりも、リラックスして臨みました。監督が楽しく遊びながら撮影しようとおっしゃったんです」
同作は、時期と俳優をうまくつかんだ映画といえる。昨年に<カンヌ映画祭>で受賞し世間の注目を集めたチョン・ドヨンが選んだ新作であると同時に、今年2月に映画『追撃者』が好評を博し人気を上げたハ・ジョンウの主演作だ。2人は2005年にドラマ『プラハの恋人』で共演している。当時新人だったハ・ジョンウの役は大きくなかったが、今ではチョン・ドヨンの相手役を務めるまでになった。
ハ・ジョンウは、大先輩の同い年の元彼を演じることにプレシャーはないかとの質問に、ある程度時間が経つと友人のように気楽になったと答えた。「『プラハの恋人』ではボディーガードとして(大統領の娘役の)チョンさんを警護しましたが、今回は恋人を演じるので負担は大きくなりました(笑)。お茶を飲みに来るくらいの気持ちで現場においでという監督と先輩の言葉に助けられました」
『プラハの恋人』出演当時は、チョン・ドヨンの感情表現をまねたいと思ったという。「僕が運転してバックミラー越しにチョンさんを見るシーンがあったのですが、チョンさんの演技に突然涙が込み上げてきたんです。あんな風に人の心を動かす演技をしたいと感じました」
一方のチョン・ドヨンは、実際には5歳年下で俳優としてのキャリアも後輩のハ・ジョンウと相手役を演じることになるとは思ってもみなかったというが、むしろ自分を包み込み受け止めてもらい、自然に演じられたと振り返った。「情熱をささげてきた立派な俳優。今のポジションまで上り詰めるのがそんなに早いとは思わない」と評価した。
海外からのオファーも届くチョン・ドヨンだが、海外進出の計画はないとくぎを刺した。韓国語でも難しいのに外国語で演じればどうなるだろうと考え「自信がない」との結論に達したのだという。「夢にも考えられません」。
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