日本に向け出国するイは27日に空港で会見し、北京五輪の感想と今後について率直に語った。以下は一問一答。
キム・グァンヒョン の最新ニュースまとめ
――五輪金メダルを胸に、気分のよい出国となったのでは。
「1次リーグでは不振だったが準決勝と決勝で活躍できたので、個人的に気持ちも軽く日本に行ける。それまでは本当につらかった」
――2軍でトレーニングする計画だというが。
「まずは2軍で待機し最善を尽くし、1軍入りに備える」
――打撃感覚はどうか。
「大きな問題はない。ただ、(五輪で)気持ちの上で負担があった。特に五輪期間中は練習量不足だったので、日本ではバッティング練習を増やす予定だ」
――代表として活躍し過ぎて日本の同僚やメディアに対し困惑するところもあるのでは。
「プロ選手なのでそうした問題はまったく関係ない。これまでにもそういうことを切り抜け、対処する自信もある。わたしの野球を好いてくれる人たちも多い」
――五輪優勝ボールを手にしたが。
「金メダルを取らせてくれたボールをたくさんの人に見てもらえるよう、韓国野球委員会に寄贈した」
――金メダルを獲得しての所感は。
「今でもわたしたちが金メダルを獲得したのかと信じられない思いだ。当時の準決勝と決勝の記事を見ると、胸にじんとくる」
――後輩たちも猛活躍した。
「リュ・ヒョンジン、キム・グァンヒョン、イ・デホら良い選手が多い。成績が語るように、とてもよくやってくれた。5年間韓国を離れているうちに、これほどになるとは正直、思っていなかった」
――日本との準決勝など、いつも8回に決定的本塁打を放った。
「準決勝でも後輩たちがダグアウトで『いつも8回に打ったので今回がチャンスだ』と言ってくれた。個人的にも意識した。特別なことではなく、運が良かったのだと思う」
――来年のWBCに出場する計画は。
「心と体ができていれば、いつでも代表チームでやりたい。来年3月のWBCにも出たいと考えているが、それ以降は太極マークについてよくよく考える必要があるだろう。代表チームに入るということは、精神的にとてもつらいものだ」
――日本の野球に対する思いは。
「日本野球は韓国よりも一枚上だと思ってきたが、今回の大会で変わった。これからの(韓国)代表の主人公はわたしではない。グァンヒョン、ヒョンジン、デホたちだ。代表チームを引っ張り続けるよう、実力を磨いて維持してもらいたい」
――シーズンに向けての目標は。
「個人的な目標には大きな意味がない。いつ、どのように試合に出場するかわからないので、機会が与えられればそれを逃さないよう最善を尽くす」
――ファンに一言。
「五輪期間中、応援を惜しまなかったファンの皆さんに感謝している。シーズン終了まで2か月ほどとなったが、いいことが起きる予感がする。期待してほしい」
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