ソウルの森は李大統領がソウル市長在職時に造成した都心の公園で、胡主席の訪問は中国側が要請したとされる。青瓦台(大統領府)は、大気汚染が深刻な中国が韓国の環境政策をベンチマーキングしたい考えがあるようだと説明した。
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李大統領は同日午前、一足先にソウルの森に到着し胡主席を迎えた。両首脳は呉世勲(オ・セフン)ソウル市長の案内で10分ほど森の中を歩きながら、環境問題などについて言葉を交わした。李大統領は、市長在職時に同地にアパート建設案が持ち上がったが、未来は環境とグリーンの時代になると確信し、ソウルの森造成を強く推進したと強調し「グリーンリーダーシップ」を力説したものと伝えられた。青瓦台の金恩慧(キム・ウンヘ)副報道官は同日の会見で、「きょうは親環境都市開発や無公害エネルギー、グリーン成長の新たな両国間協力の意思を確認する場」と説明した。
このほか両首脳は、韓中の青年代表団が待つ近くの野外ステージに移動し、韓国の青少年代表団約100人と中国共産主義青年団の青年150人との触れ合いの時間を過ごし、両首脳ともに激励のメッセージを贈った。また、両国の未来志向的な発展と交流増進を約束する意味で松の木1株を植樹した。これも中国側が先に提案したものとされる。
胡主席は同日、金炯オ(キム・ヒョンオ)国会議長や韓昇洙(ハン・スンス)首相との会談、麗水・上海世界博覧会の交流セミナー出席、経済4団体長主催の昼食会といったスケジュールを消化した後、午後にタジキスタンに向け出国する。
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