悲願の金メダルを獲得したファン・ギョンソン=22日、北京(聯合)
悲願の金メダルを獲得したファン・ギョンソン=22日、北京(聯合)
【北京22日聯合】北京五輪第15日目の22日はお家芸のテコンドーで3個目の金メダルを獲得、野球では宿敵・日本を撃破し初の決勝進出を決めた。
 テコンドーは女子67キロ級でファン・ギョンソンがカリン・セルジェリー(カナダ)を2対1で破り優勝した。準決勝で強豪グラディス・パシアンス・エパング(フランス)を破り決勝に進んだファンは、セルジェリーの激しい攻撃に苦戦したが、3ラウンド終了34秒前に会心の左後ろ蹴りを決め、劇的な勝利を収めた。アテネ五輪では銅メダルに終わったファンは、華麗な蹴り技で4年前の悔しさを昇華した。

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野球は永遠のライバル日本を6対2で撃破し、決勝進出を決めた。初盤は0対2に持ち込まれ不安さを見せたが、4回裏無死1・2塁でイ・スンヨプの併殺打で1点を挽回、7回裏では2死1・2塁のチャンスに代打イ・ジニョンが右前に運び2対2の同点とした。流れを変えた韓国は8回裏、1死1塁に4番のイ・スンヨプが2ラン本塁打を放ち逆転。その後もカン・ミンホの2塁打などで2点を追加した。先発登板したキム・グァンヒョンは8イニングを投げ6三振を奪い、6安打2失点に抑え勝利の主役となった。韓国は23日午後7時(韓国時間)からの決勝で、キューバを相手に待望の金メダルに挑む。

期待がかかっていたボクシングウェルター級のキム・ジョンジュは、準決勝でカザフスタンの強豪バヒト・サルセクバエエフに6対10で判定負けした。決勝進出はならず、アテネ五輪に続き2大会連続の銅メダルを獲得した。

 卓球は男子シングルスが準々決勝が行われ、オ・サンウンが馬琳(中国)に0対4で完敗、全員が脱落した。男子ハンドボールは5-8位決定戦でポーランドに26対29で破れ、7-8位を行う。韓国選手としては16年ぶりに五輪出場を果たした新体操のシン・スジは予選で12位に入り、可能性を確認させたものの、決戦進出はならなかった。陸上では男子50キロメートル競歩にキム・ドンヨンが出場、31位でレースを終えた。

 韓国はテコンドーとボクシングで金メダル1個、銅メダル1個を追加し、現在金メダル11個、銀メダル10個、銅メダル7個の総合7位。8位の日本との差を広げ、6位の豪州を追い上げる。

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