黄禹錫(ファン・ウソク)教授チームの胚性幹細胞(ES細胞)研究の検証作業を行っているソウル大学の調査委員会が、来週初めにも黄教授が持つとされる基幹技術の有無について判断する見通しだ。調査委員会は外部機関に依頼したDNA分析の結果がまとまり次第、患者対応型ES細胞の基幹技術の存在について結論を出す方針だ。
 調査委員会は22日に、黄教授が冷凍保存の後解凍している5個を含む9個の細胞試料と培養中の細胞試料9個、患者の体細胞13種、テラトーマ3種、クローン犬の体細胞3種について、DNA鑑定を3つの外部機関に依頼している。患者対応型ES細胞の存在を確認するためには、黄教授が培養に成功したという胚性幹細胞のDNAと、テラトーマ組織のDNA情報が一致し、そのDNAが体細胞の核を提供した患者のDNA情報と一致しなければならない。すでにテラトーマ組織が確保された2番、3番幹細胞が、ミズメディ病院の受精卵から取り出した幹細胞だったことが分かっており、解凍中の5個の幹細胞と2004年の論文に掲載された幹細胞がこの条件を満たさなければ、患者対応型ES細胞の存在と基幹技術の保有は認められない。


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