雪による死者も2人発生した。22日朝、全羅南道長城で68歳の住民が自宅近くで凍死しているのが見つかった。前日には全羅北道扶安で復旧作業を手伝っていた40代の公務員がビニールハウスの下敷きになり死亡してる。
また、積雪でプレハブやビニールハウス、畜舎などの施設物も被害が相次いだ。光州では医療器具工場など建物44棟と13のビニールハウス、全羅南道では11カ所で建物と畜舎が倒壊した。全羅北道でも5農家で牛舎と養鶏場などに被害があった。
1000台以上の車両が動けなくなった高速道路では同日午前に除雪作業が終わり運行が再開されたが、通行止めのままの一般道も多い。前日に欠航が続いた光州、木浦、麗水空港は午前中は全航空便の欠航が決まった。木浦、麗水港を利用する船便もほとんどが欠航している。
光州市内では幼稚園と小中高がこの日273校がすべて臨時休校した。全羅南道全体では862校のうち75.3%にあたる649校が休校した。一部の小学校では冬休みが前倒しされた。
このほか、家電製品を生産するサムスン光州電子工場が工場の稼動を1日中断した。起亜自動車の光州工場は生産ラインは中断しなかったものの、木浦港から輸出する車両を移動できず、輸出日程に支障が出ている。また、同地域の建設現場ではほとんどが工事を中断するなど、大雪による被害は経済部門にも広がっている。
午前9時現在の積雪量は、全羅南道長城の49.8センチメートルを最高に、光州で40.5センチメートル、羅州で38センチメートル、丹陽37.5センチメートルなどを記録した。
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