【ソウル4日聯合】中国の自動車メーカー大手、上海汽車工業集団が双竜自動車のハイブリッドエンジン設計技術を持ち出した疑惑に対し、検察が本格的な捜査に乗り出した。
 ソウル中央地検は4日、京畿道・平沢の双竜自動車総合技術研究所に捜査官を急派し、企画室や技術管理チームの家宅捜索を行い電算データや書類などを押収した。検察は、研究所のパソコンに保存されていたハイブリッドエンジン設計技術がすでに上海汽車に流出したものとみており、関係者には出国禁止措置を取ったという。

 双竜自動車と同社の大株主である上海汽車は昨年に電算網共有システムを構築したとされ、技術流出を懸念する声が高かった。ハイブリッド技術は国策事業により開発された国の中核技術で、中国に流出した事実が確認されれば外交問題に飛び火する可能性もある。

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