【ソウル4日聯合】バックライトに代わり自ら発光する有機(エレクトロ・ルミネッセンス)を使用した有機ELテレビの市場争いがいよいよ本格化する。サムスン電子、ソニーに続き、LG電子も今月初めに有機ELテレビを発売したほか、シャープも下半期に初の製品を出す見通しだ。
 業界が4日に明らかにしたところによると、サムスン電子は業界最大の製品ラインアップを引っさげ、有機ELテレビ市場攻略を強化している。2006年9月に欧州で40インチ製品を発売した同社は、昨年6月には70インチ、10月には52インチと57インチ製品の国内販売を開始した。海外では昨年、70、52、57インチだけでなく40、46インチ製品も発売するなど、フルラインアップで市場の主導権確保を試みた。これら製品は、同社が独自開発した世界初の「カメレオンLEDバックライト」技術で、画期的なコントラスト比と卓越した映像を実現している。下半期には40インチ台製品を発売し、40~70インチの多様なラインアップで市場攻略を図る計画だ。

 ソニーは3月に70インチ製品を発売、LG電子も今月初めに47インチ製品を発売し、主導権争いに加わった。

 LG電子は、1秒間に120枚のフルハイビジョン(HD)映像を伝送する「120ヘルツ・ライブスキャン」技術で、スポーツなど動きの早い映像でも残像をカットし、臨場感ある画面を具現した。同社は差別化した機能とデザインで製品ラインアップを展開させていく計画だ。

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