ヨン・ジョンフン の最新ニュースまとめ
『悲しき恋歌』関係者は、ソン・スンホンに対する未練を捨てざるを得なかった。ヨン・ジョンフンがソン・スンホンの代役に選ばれ、ソン・スンホンは11月16日、江原道春川市102補充隊に入隊した。そこに至るまでの経過をよくよく考えれば、失笑するしかない。
制作発表会の時、すべてをはっきりさせるといいながら、世論をおもんぱかるメディアは、連日ソン・スンホン関連記事を掲載し、ソン・スンホンの出演によって得られる国家的利益を考えよという主張が出たりもした。
ハイライトは、国会議員らの嘆願書騒動だが、世論を無視した一部国会議員らの主張は、彼らを信じ一票を投じた国民を呆れ返らせた。
兵務庁が国会議員らの嘆願を一蹴し、状況は一段落したが、連日『悲しき恋歌』に関するニュースは絶えなかった。ソン・スンホンの名は出たり引っ込んだりを繰り返し、すでにソン・スンホンの出演が消滅した現状においては、わずかに残った宣伝効果を利用することに血道を上げている。これまで制作されたドラマのうち、これほど宣伝効果があるドラマはあっただろうかと思ってしまう。
重要な点は、すでに世間は『悲しき恋歌』の制作に、何の関心もないということだ。
立法機関にまで手を伸ばし、罪人を許してくれと嘆願した外注制作社にうんざりしているだけで、愛情のこもった興味を示す理由を、視聴者たちは見つけることができないでいる。
いったい何故、ヨン・ジョンフンという人物をキャスティングしたのだろうか?これでは、韓流スター、ソン・スンホンを必ず出演させなければならないという、彼らの主張も説得力がなくなってしまう。ソン・スンホンが韓流スターだという理由でキャスティングしたのであれば、代役にどうして韓流とは縁のないヨン・ジョンフンを選んだのか。
あれほど『秋の童話』でアジア圏に広まった、ソン・スンホンのネームバリューを重視していたくせに、何が韓流だかわからない。韓流熱風が、罪人タレントの出演ドラマの輸出によって巨大化しているところに、まだドラマ広報に血道を上げるのか。
外注制作社のやり方は、昨日今日に始まったことではない。スターに熱狂する視聴者にはありがたい企画かも知れないが、すでに度を超えている。今回のソン・スンホン事件を見ればわかるように、彼らにはドラマに対する倫理的意識はまるでない。ただスターをキャスティングして動員し、過度なPRでごたまぜになった空々しいドラマを、高値でテレビ局に売りつける商人たちだ。
世論が悪化したら悪化したで、続けて報道されることで宣伝効果が上がる・・・これも彼らにとっては利益として作用する。“論争の真っ只中で完成したドラマ”『悲しき恋歌』も、来年頃にはこんな宣伝文句をつけられ、放映されるかも知れない。不特定多数に見せる公共媒体を利用した放送の、逆機能の断面であり、忘却を繰り返す視聴者を利用するやり方だ。
最後に、本当にソン・スンホンという俳優と演技が大切だったのか、でなければソン・スンホンの出演降板による、金銭的な損失を心配していたのかを考えてみたい。もう大体、事態は整理されたことと思われる。
『悲しき恋歌』制作陣は、とにかく撮影のために出国しており、またそこそこのブロックバスタードラマを作り出すようだ。
制作社は、呆れ果てた世論を意識し、彼らの金儲けのためのドラマをなるべく“静かに”制作してくれることを望む。これ以上知りたくもないのに、寝た子を起こし続ける媒体たちも、そろそろいい加減にしてほしいものである。
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