李健熙会長夫人の洪羅喜サムスン美術館館長=(聯合)
李健熙会長夫人の洪羅喜サムスン美術館館長=(聯合)
【ソウル1日聯合】サムスングループの不正資金疑惑などを捜査している特別検事チームは1日、不正資金を使って美術品を購入したとの疑惑と関連し、李健熙(イ・ゴンヒ)グループ会長夫人の洪羅喜(ホン・ラヒ)サムスン美術館館長に参考人として2日午後3時に出頭するよう要請したと明らかにした。洪館長は、グループ内で蓄財された資金を使い海外から高価な美術品を買い集めていたとの疑惑が持たれている。洪館長が捜査機関に出頭し調査を受けるのはこれが初めて。
 エバーランドの転換社債を低価格で発行していた事件では、洪館長が事件当時にサムスン文化財団理事長を務めており、事件の被告発人となっていることから、この事件についての取り調べも合わせて行われる見通しだ。

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 尹晶石(ユン・ジョンソク)特別検事補は「洪館長を相手に、美術品購入に関する疑惑と、実際にどのように購入したのか、資金がどのようなものかなどについて確認したい」と話している。

 特別検事チームは、サムスンの役員11人の名義となっているサムスン生命の借名株式が実際には李会長の所有で、借名株式の配当金のうち一部が海外から美術品購入に使われた事実をつかんでおり、捜査を進めている。このため洪館長が不正資金と借名財産の存在を知っていたのか、不正資金を使って美術品を購入した経緯を知っているか、不正資金の運用でグループレベルでの共謀・指示があったのかなど、疑惑全般について調査する方針だ。

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