昨年末、ジャイアンツとの契約を終えて帰国後に仁川空港で取材に応じた李政厚=(聯合ニュース)
昨年末、ジャイアンツとの契約を終えて帰国後に仁川空港で取材に応じた李政厚=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】今季から米大リーグのジャイアンツでプレーする韓国の李政厚(イ・ジョンフ)外野手(25)が10日(日本時間11日)、幼少期から憧れていたイチロー氏(マリナーズ会長特別補佐兼インストラクター)と対面し、大リーグで生き残る秘訣などについて尋ねた。大リーグ公式サイトなどが伝えた。

 米アリゾナ州で行われたマリナーズとのオープン戦に合わせ、ジャイアンツのボブ・メルビン監督が李政厚のためにこの席を用意したという。

 メルビン監督は03、04年にマリナーズの監督を務め、イチロー氏と面識がある。

 李政厚はイチロー氏と同じ背番号「51」を使うほど、同氏を尊敬してきた。

 昨オフにジャイアンツと6年総額1億1300万ドル(約166億円)で契約した李政厚は入団記者会見で自身の野球人生とイチロー氏との関係を詳しく話した。

 李政厚は、中日でもプレーした父の李鍾範(イ・ジョンボム)氏から左打ちを勧められ、最初に見た映像がイチロー氏だったとし、「幼いころからイチロー選手が好きで、同じ背番号『51』をつけて試合に出た」などと語った。

 李政厚はイチロー氏と同じく右投げ左打ち。李鍾範氏は息子をイチロー氏のような左打者に育てたいと考えたという。

 李政厚はイチロー氏に「試合に向けどのように準備するのか、試合をどのように構想するのかを聞いた」と話した。

 また「短い対話だったが、イチローさんから良い答えをたくさん聞けてとても幸せだ」と喜んだ。

 メルビン監督は李政厚について、イチロー氏のように自らのスタイルを確立しており、1番打者、外野手、背番号51という共通点があるとし、イチロー氏は李政厚が手本とする選手だなどと話した。

 また打撃については、イチロー氏と似たスタイルであるがパワーがあり、打球に飛距離があるなどと評価した。


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