韓国元与党代表の「高齢者無賃乗車廃止」に…大韓老人会会長が激憤「不届き者」
韓国元与党代表の「高齢者無賃乗車廃止」に…大韓老人会会長が激憤「不届き者」
韓国与党“国民の力”の元代表であるイ・ジュンソク(李俊錫)“改革新党”政綱政策委員長が「高齢者の地下鉄無償利用を廃止する」と語ったことで、大韓老人会のキム・ホイル会長は「ならず者の政党」「不届き者のまね」と激しく批判した。

キム会長は18日、大韓老人会の声明書を出し「イ・ジュンソクが『65歳以上の高齢者のための地下鉄無償利用を廃止する』という公約を掲げたという妄言の報道を耳にし、唖然(あぜん)とした」と伝えた。

イ委員長はこの日の午前の記者会見で「65歳以上に提供される地下鉄無償利用を廃止し、月1万ウォン(約1111円)・年間12万ウォン(約1万3331円)を支給する方式に変える」と発表した。

イ委員長は「地方自治体が負担している交通福祉費用のかなりの部分を、国費に転換する効果が生じるだろう」と説明した。

キム会長は、イ委員長が指摘した都市鉄道の赤字問題について「“高齢者の無賃乗車”に責任をなすりつけようとする妄言だ」と批判した。つづけて「乗客が乗っても乗らなくても電気料は発生する。通勤時間を除けば空席の多い状態で地下鉄が運行されているのに、その空席に高齢者が座ったからといって電気料がより生じるわけではない」と主張した。

また「『高齢者無賃乗車のせいで、地下鉄会社が赤字になった』という発言は、地下鉄の赤字要因を正確に分析もしていない虚偽の主張だ」とし「大韓交通学会による地下鉄赤字要因分析報告書でも、地下鉄の赤字要因と老齢者無賃乗車には何の関連性もないことが立証されている」と指摘した。

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