ガラス固化技術は、原子力発電所などで発生する放射性廃棄物の放射性物質をガラス構造の中に閉じ込め、外部環境に流出しないようにする環境配慮型の技術。中低準位放射性廃棄物に適用されるのはこれが初めてだ。技術院は1994年にガラス固化技術開発に向けた研究を始め、2003年12月に本格的な設計に着手。4年を経て試運転に成功した。追加の性能試験と関係機関の運営許可などを経て、今年中に蔚珍の原子力発電所で放射性廃棄物処理に適用する予定だ。この技術が導入されれば、環境に対する安全性が向上でき、廃棄物の容積も従来の75分の1程度に縮小することができる。
原子力発電技術院関係者によると、ガラス固化された放射性廃棄物は地中に埋めても数十万年以上、原型をとどめるなど、環境性に秀でている。今回の施設開発、試運転成功は、世界的な関心事となっている放射性廃棄物処理の新たな地平を開く重要な機会になるものと期待を示している。
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