【ソウル5日聯合】ハイニックス半導体は5日、直径300ミリウエハーの生産ラインとなる清州M11工場を完工し、金鍾甲(キム・ジョンガプ)社長ら関係者が出席する中、生産設備の搬入式を行った。
 この工場は昨年4月に着工し、今年2月に生産ラインの核となるクリーンルームを稼働、同日に高密度プラズマプロセスに使われる国産設備を搬入することで量産体制が整った。

 同社は今後、この工場で40ナノクラスの超微細プロセスを導入し、需要が急増している高容量NANDフラッシュ製品を主に生産する方針だ。8月までは1か月に2万枚のウエハーを量産し、その後は状況に応じて段階的に生産量を増やしていく計画だ。特に来年からは30ナノプロセスまで導入し、最大で月産10万枚まで生産規模を拡大する予定だ。

 同社によると、これまでこの工場に投資された金額は、建設費7500億ウォンを含む1兆1000億ウォン(約1200億円)で、今後の市場状況に合わせ3兆2000億ウォンを追加投資する予定だ。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0