【坡州29日聯合】LGフィリップスLCD(LPL)の権暎寿(クォン・ヨンス)社長は29日、ソニーとシャープが第10世代の液晶パネルで提携を進めていることについて、「ソニーが顧客先を多角化するもので、(わが社としては)失うものより得るものが多い」との見方を示した。同日に行われた株主総会後に記者らの質問に答えた。権社長は「これまでソニーはサムスン電子との関係により他社からパネルを調達することが負担だったが、シャープとも提携を始めるため、わが社からもパネルを調達できるようになるものと期待している」と述べた。
 一方、韓国ディスプレー協会の最近の動向と関連しては、「協会に関する報道が、逆に日本のメーカーを結集させる契機になった側面がある」と指摘した。韓国メーカーはこれまで疎遠で協力がほとんどなかったため、関係を正常化しようとの趣旨で協会が作られたが、日本のメーカーなど外部ではこれをやや深刻に受け止めているようだと分析した。

 サムスン電子など、国内メーカー間でのパネル調達については、「日本のメーカーが協力しているように、韓国メーカーもパネル調達を通じて協力する姿を見せるべきだ」とし、サムスン電子とは37インチの液晶パネルの販売で協議が進んでいると明らかにした。37インチパネルはLGフィリップスLCDでは生産しているが、サムスン電子では生産していない。

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