キム・テヒ の最新ニュースまとめ
韓国国家安保室のキム・テヒョ(金泰孝)第1次長は17日午後、ソウルの大統領室で会見を通じて「今回の首脳会議の結果により2つの文書を採択することを確定し、さらにもう1つを採択する可能性がある」として、先のように語った。
まず “キャンプデービッド原則”については「主要なテーマ別に、3か国間の協力主要原則が盛り込まれた文書だ」と説明した。キム次長は「韓米日の首脳は共同価値と規範に基づいて、朝鮮半島・ASEAN・太平洋島嶼(とうしょ)国を含めたインド太平洋地域と全世界の平和・繁栄のための協力を強化していくという原則を宣言する」と説明した。
つづけて「経済規範や先端技術・気候変動の開発、非拡散のような世界的課題においても、共同対応していく」と付け加えた。
“キャンプデービッド精神”については「今回の韓米日首脳による共同ビジョンと首脳会議の結果が盛り込まれた共同声明だ」とし「今回の共同声明はタイトルも『精神』と表現されるくらい、共同ビジョンと実践の意志が盛り込まれている」と強調した。
キム次長は「3か国の首脳は、地政学的競争の激化・ウクライナ戦争・気候危機・核拡散のような複合危機に直面することで韓米日協力の必要性に共感し、3か国パートナーシップの新たな時代を宣言することにした」とし「共同声明は、共同ビジョン・具体的協議体の創設・ASEANと太平洋島嶼国および域内の脅威・ウクライナ・拡大抑止と合同演習・経済安保などの内容で構成されている」と語った。
また「結果文書の名称や内容からみるように、今回のキャンプデービッド首脳会議は3か国協力体制を制度化し堅固化する意味を持っている」とし「30年ちかく韓米日の対話は続いてきたが、3か国の国内政治状況や対外政策路線の変化により持続基盤が弱まり、協力の意志が制限された」と指摘した。
つづけて「今回のキャンプデービッド会議を基点として、韓米日協力はこれまで北朝鮮の脅威に焦点を合わせていた朝鮮半島域内の協力から、インド太平洋域内全般の自由・平和・繁栄を築くことに寄与する “汎地域協力体”へと進化する」とし「協力分野も安保だけでなく、経済・先端技術・保健・女性・人的交流を網羅した包括的協力体を目指す」と語った。
キム次長は「このように韓米日協力の新たな地平を開くことになったのは、長年交錯してきた韓日関係が画期的に改善されたためだ」とし「韓米日協力は3か国のうち一国でも反対すれば実現しないことから、韓国が積極的に乗り出すことでキャンプデービッド原則と協力精神が導き出された」と強調した。
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