世界スカウトジャンボリー開会式で80人余りが熱中症に=韓国(画像提供:wowkorea)
世界スカウトジャンボリー開会式で80人余りが熱中症に=韓国(画像提供:wowkorea)
2023セマングム第25回世界スカウトジャンボリーが2日午後、韓国の全羅北道扶安のセマングムで12日まで大型イベントを開始した。しかし、開始前日の1日にも400人余りの熱中症患者が続出し、開会式のイベントでも熱中症で倒れる人が見られた。

 2日午後8時から大集会場で開かれた開会式には、150カ国余り4万3000人余りのスカウト隊員や指導者が参加した。

 開会式後には世界的探検家であり世界スカウト連盟首席広報大使であるベア・グリスのサプライズパフォーマンスとフォレステラのミニコンサート、K-タイガースのテコンドー、ドローンショーなど多彩な祝賀公演が行われた。

 しかし現場には猛暑警報が発令中であり、公演の熱気まで加わり現場参加者たちが感じた暑さは相当なものだった。この過程でめまいを訴えたり倒れて病院に運ばれたりもした。消防当局によると、83人が病院に運ばれ、ほとんどが熱中症疾患であることが分かった。

 ジャンボリー組織委員会は、安全なイベント運営のために7000人のスカウト運営要員(IST)を中心に行事チーム、組織委、警察、消防、医療チームが協力体制を構築して対応するという計画だった。また、従来の移動動線に加え、会場の中間両側に5メートル以上の非常避難路を設け、猛暑や暴雨、テロなどの状況に迅速な対処ができるよう徹底的に準備したと発表した。しかし、患者の発生を完全に防ぐには力不足だったと思われる。

 結局、消防当局はジャンボリー組織委にイベント中止を要請した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88