韓国の大雨　死者４４人・行方不明者６人に

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央災難（災害）安全対策本部は１８日、９日から降り続いた大雨による死者は同日午後６時時点で４４人、行方不明者は６人になったと発表した。　土砂崩れが起きた南東部の慶尚北道・醴泉で行方不明となっていた３人の死亡が確認された。　これまでに全国各地で８５８４世帯の計１万３４５９人が避難所などに避難し、このうち３７９６世帯の計５６８５人はまだ帰宅できずにいる。　施設の被害は忠清南道、忠清北道、慶尚北道、全羅北道を中心に公共施設９１２件、私有施設５７４件で午前と変わらない。　田畑の冠水と落果、流出・埋没による農作物被害は３万１０６４．７ヘクタールと、サッカー場約４万３０００面に相当する。　高速鉄道（ＫＴＸ）は全線が運行を再開し、一般列車は１１路線が運転を見合わせている。　気象庁によると、京畿道南部、江原道の中部と南部、忠清道、南部地方、済州島に大雨に関する警報・注意報が出ている。１８日から１９日にかけ、忠清道と南部地方、済州島では１００～２００ミリ、多い所では２５０ミリ以上の雨が降ると予想される。