韓国野党“共に民主党”のパク・クァンオン(朴洸オン)院内代表(画像提供:wowkorea)
韓国野党“共に民主党”のパク・クァンオン(朴洸オン)院内代表(画像提供:wowkorea)
韓国野党“共に民主党”(民主党)のパク・クァンオン(朴洸オン)院内代表は7日、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領に対し「福島第1原子力発電所“放射能処理水”海洋放流反対の立場を明らかにせよ」と求めた。これは「尹大統領が来週NATO(北大西洋条約機構)サミットに出席することで、日韓首脳会談が開かれる可能性が高い」という点を踏まえ発言したものとみられる。

パク院内代表は、前日から国会本会議場前で行なわれた “(処理水放流反対の)徹夜座り込み”直後に開かれた党の最高委員会議で「汚染水(放射能処理水)投棄反対の立場を、日本の首相の前で断固として宣言せよ」と語った。

パク院内代表は「わが国民の85%が汚染水の投棄に反対していることも伝えなければならない」と強調した。

また「政府と与党“国民の力”は、日本側ではなくわが国民の側に立つことを願う」と求めた。

つづけて「国民の生命と安全のかかった重大な問題であるため、民主党が提示した外交代案に耳を傾けよ」として、国際海洋法裁判所への提訴を要求した。

さらにパク院内代表は、“IAEA(国際原子力機関)は、処理水の放流結果に責任を持たない”という主旨のIAEA報告書の内容に関し、IAEA事務局長に対し「それでは誰が責任を負うのか答えよ」と語った。

つづけて、IAEAの報告書に関し「ALPS(多核種除去設備)の検証内容が除外された理由や、汚染水放流後の生態学的安全に関するIAEAの見解なども明らかにせよ」と付け加えた。

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