韓国南部の巨済市で起きた赤ちゃんの殺害遺棄事件で、遺体を捜索している警察関係者(写真は記事と関係ありません)=(聯合ニュース)
韓国南部の巨済市で起きた赤ちゃんの殺害遺棄事件で、遺体を捜索している警察関係者(写真は記事と関係ありません)=(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】韓国の仁川警察庁は6日、生後1日で死亡した娘を家庭菜園に埋めた疑いで40代の女を逮捕したと発表した。

 この女は2016年8月、仁川市内の病院で出産した娘が翌日に死亡すると、葬儀を行うことなく京畿道金浦市内の家庭菜園に埋めた疑いが持たれている。女が娘を埋めたと供述した家庭菜園は女の母親が所有する土地。

 警察は、出生記録のみが残され、出生届が出されていない子どもに関する資料を自治体から受け取って調査しており、前日午後に女を緊急逮捕した。

 死体遺棄罪の公訴時効は7年で、時効が約1か月後に迫っていた。

 女は出産当時、夫と別居中だったが、その後離婚したという。

 警察は元夫などから事情を聞いて娘が死亡したいきさつを調べる一方、女に殺人容疑を適用するか検討する方針だ。

 韓国政府は2015年から22年までの8年間、出生記録はあるが出生届が出されていない約2000人の所在などを調べている。


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