国家捜査本部(画像提供:wowkorea)
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韓国では、‘スウォン(水原)冷蔵庫乳児遺体事件’をきっかけに大々的な調査が行われ、赤ちゃんを放置して死亡させた後、遺体を遺棄した母親たちが相次いで検挙され、衝撃を与えている。

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政府は出産記録こそあるものの、出生届が出ていないいわゆる‘幽霊児童’2000人に対する全数調査を3日間行っており、警察に受け付けられる事件が増え続けている。

1日、キョンギド(京畿道)クァチョン(果川)警察署によると、2015年9月に男の子を出産して育てたものの、死亡すると遺体を遺棄した疑いが持たれている50代の女性A容疑者が前日に逮捕された。A容疑者はダウン症候群だった赤ちゃんが数日間苦しんだ後に死亡し、遺体は地方の山に埋めたことを警察に供述した。

警察は前日、果川市から依頼を受けて捜査に着手し、家にいたA容疑者を児童虐待および死体遺棄の容疑で緊急逮捕した。

また、2019年4月にテジョン(大田)市で男の子を出産した後、家に放置して死亡させた疑いが持たれている20代の女性B容疑者も前日、水原市パルダル(八達)区で警察に逮捕された。警察は「外出後、家に帰ると赤ちゃんが死亡していて家の近くに遺体を埋めた」とのB容疑者の供述により、当時居住していた大田市ユソン(儒城)内の野山で遺体捜索作業を行った。

しかし、B容疑者は遺体遺棄地点を明確に覚えておらず、供述を何度も覆している。警察は遺体捜索とは別にB容疑者に対する取り調べを終えた後、拘束令状を申請する方針だ。

警察庁国家捜査本部(国捜本)によると、京畿南部警察庁が管内地方自治体の依頼を受けて捜査中の出生未申告乳児事件は前日の午後5時時点で29件だった。

ほとんどはベビーボックスに預けられて児童保護施設などに引き渡されたり、不法滞在の外国人が子どもを連れて出国したことが把握された。個人的な事情で出生届が出せなかったり、病院側のミスで同名同名の情報が記載されたケースもある。

この他、アンソン(安城)市がタイ国籍の不法滞在女性が2015年に出産した赤ちゃんの所在把握ができないと捜査依頼した事件も警察は引き続き調べている。

警察は、この女性が赤ちゃんを連れてタイに行った情況があると見て、事実関係を確認している。

さらに、警察は‘ファソン(華城)乳児遺棄事件’などについての捜査も続けている。

なお、警察は前日、今回の全数調査のきっかけとなった‘水原冷蔵庫乳児殺害’事件の被疑者である30代の母親を殺人および死体隠匿容疑で検察に拘束送致した。

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