”人種差別被害”元Kリーグ・蔚山所属のタイ人選手、SNSで反応 「自分が誇らしい」(画像提供:wowkorea)
”人種差別被害”元Kリーグ・蔚山所属のタイ人選手、SNSで反応 「自分が誇らしい」(画像提供:wowkorea)
韓国Kリーグ「ウルサン・ヒョンデ(蔚山現代)」所属の選手とチームマネジャーがSNS上で”肌の色”について人種差別的な冗談を言い合い物議を醸している中、人種差別被害に遭った外国人選手が心境を明かした。

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 2021年、全北現代でプレーしていた元タイ代表のササラック・ハイプラコーンは去る12日、SNSに「この場所に来るまで、たくさんの非難があったけれど、その人たちのことは気にしていなかった。僕を愛し、待っていてくれるたくさんの人たちがいるということを知っている。だから、その人たちだけのために僕はプレーしようと思っているし、僕を誇りに思ってくれているから」と言及。

 また「これまで僕はうまくやってきたし、きょうまでプレーしてきた自分自身が誇らしい」とし、「僕自身とサポーターに感謝する。僕は、これで十分なんだ」とつづった。

 ササラックは「人種差別事件」について直接的な言葉で言及していないが、故郷(タイ)で全北のユニフォームを着て自身を応援する家族の写真を一緒に投稿。このことからも今回の投稿は、人種差別に対する彼なりの心境告白とみられる。

 ササラックは2021年、全北所属としてプレーしていたタイ代表のDF。当時、正規リーグ2試合に出場していた。

 これに先立ち、去る10日、ウルサン(蔚山)ムンス(文殊)競技場でおこなわれた「ハナ1Q Kリーグ1(1部)2023」第18節で蔚山は、チェジュ(済州)に5-1で勝利した。試合後、チョン・スンヒョンパク・ヨンウ、イ・ギュソンらがイ・ミョンジェのSNSの投稿にコメントをつけたが、この内容が”人種差別”と指摘され、物議を醸している。

 イ・ギュソンはイ・ミョンジェに対して「東南アジアクォーター、心強い」と書き込み、イ・ミョンジェは「ああ…それは違うよ」と返答。黒く日焼けしているイ・ミョンジェを「東南アジア選手」と表現した。

 このやり取りに続いて、パク・ヨンウはイ・ミョンジェに「ササラックのフォーム、やばい」とコメント。ササラックは2021年、全北現代でプレーしていた元タイ代表のササラック・ハイプラコーンを指している。このコメントに蔚山のチームマネジャーが「ササラック・スーパータックル」と新たにコメントを付けた。

 サポーターらは、彼らのやり取りについて「明白な人種差別発言」とし、関係した選手らに謝罪と再発防止約束を要求。ネットユーザーやサポーターの間でも選手らの行動を非難する声が高まっていた。

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