オ・セフン の最新ニュースまとめ
ソウル市は、行政安全部の警戒警報発令による措置として「過剰対応」だった点を認めたが、「誤報ではない」との立場を示している。
一方、行政安全部はソウル市に対して「警戒警報の発令は要請していない」と主張している。
ソウル市のオ・セフン市長は同日午後1時10分、ソウル市庁ブリーフィングルームで会見を開き、「北朝鮮が宇宙飛翔体を発射し緊迫した状況で、行政安全部の警告発令を受け取った消防災難本部・民間防衛警報統制所の担当者が状況の緊迫性を考慮して、警戒警報メッセージを市民に送信した」とし、「北朝鮮が通常、公海に発射していたものとは異なり、今回は南方向に発射した状況で、1000万人の市民の安全を守らなければならないソウル市としては、すぐに措置を取る必要があると判断して警報を発令した」と説明した。
この席で、オ市長は警戒警報メッセージの送信は「誤報ではない」と強調。「北朝鮮が西海にロケットを発射した場合、ソウル市など首都圏一帯が注意すべき状況にあると判断し、警報を発令した」としたオ市長は、「今回の緊急メッセージは、現場の責任者の”過剰対応”だったことは認めるが、それでも誤報ではないと判断している。安全において妥協はあり得ず、過剰と言われるくらいの対応を取るのが原則だ」と明かした。
警戒警報メッセージを送信した担当者の処分については、「正確な経緯を把握してから判断する」との立場を示した。
オ市長は「今回の判断は、危機的状況で『過剰対応』だったという話が先に出てしまえば、今後、担当する公務員らを委縮させてしまう可能性がある」とし、「すべての可能性を念頭に置いて客観的に事情を把握し、その後、今回の件を話し合いたい」と説明した。
これに先立ち、韓国・ソウル特別市は31日午前6時41分、北朝鮮の宇宙発射体発射と関連して「警戒警報メッセージ」を送信。この緊急メッセージには「避難準備」を指示する文言が盛り込まれ、早朝のソウルに緊張が走った。
ソウル市は同日午前6時41分、「本日午前6時32分、ソウル地域に警戒情報を発令。国民は避難の準備をして、幼児と高齢者を優先的に避難させるように」という内容の緊急災難メッセージを送信。
また、合同参謀本部はこの日、「北朝鮮が南方向へ『北が主張する宇宙発射体』を発射した」と明らかにした。これに先立ち、北朝鮮は「人工衛星を発射する」と事前通告していた。
しかし、その後ソウル市は「誤報」だったと発表。およそ20分後の午前7時3分、行政安全本部は「午前6時41分、ソウル特別市に発令されていた警戒警報は誤報だったことをお伝えする」とのメッセージを改めて送信した。
平日の早朝、多くの市民が出社や登校の準備をする時間帯に送信された緊急速報にソウル市民は不安と驚きの声を上げた。
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