「北朝鮮、外貨稼ぎのためIT人材を海外に派遣」(画像提供:wowkorea)
「北朝鮮、外貨稼ぎのためIT人材を海外に派遣」(画像提供:wowkorea)
韓国と米国の当局者らは、北朝鮮が兵器計画の資金のため、海外により多くの情報技術(IT)人材を派遣するものと見ていると、ブルームバーグ通信が26日(現地時間)報じた。ハッキングなどサイバー攻撃を通じた外貨稼ぎを増やすためだという。

ジョン・パク の最新ニュースまとめ

 米国の北朝鮮核副代表であるジョン・パク副代表は「北朝鮮は国境をますます開放しており、収入を創出するために世界すべての地域に追加的な労働者を派遣する可能性がある」とし、サイバー犯罪を通じた外貨稼ぎは「成長産業」と話したとブルームバーグは伝えた。

 米韓当局によると、北朝鮮の核兵器開発を防ぐための国際社会の制裁措置のため、新型コロナウイルス感染症の大流行以前に主に中国とロシアに派遣した数千人のプログラマーに対する北朝鮮の依存度はますます高まっている。中国とロシアは、国連安全保障理事会決議に違反した北朝鮮の弾道ミサイル発射や核実験などにも関わらず、北朝鮮の肩を持っている。

 北朝鮮のIT専門家らは、海外で身元を偽造したり、偽造された身分を遠隔で使って年間30万ドルを稼いでいることが分かった。彼らは昨年、北朝鮮がハッキングや暗号通貨奪取などサイバー犯罪で17億ドルの外貨を稼ぐのに手を貸したというのが米韓当局の説明だ。

 韓国外交部のイ・ジュンイル北朝鮮核外交企画団長はブルームバーグに、北朝鮮は外貨を稼ぐために海外に建設労働者などを派遣したりもしたが、キム・ジョンウン国務委員長時代には暗号通貨奪取などIT収益を「新しい開拓地」と見ていると説明した。

 イ団長は「(北朝鮮は)国境を閉鎖し、他の収入が打撃を受けてから、サイバー空間で金を稼ぐことにますます集中している」と付け加えた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88