韓国大統領室の報道官は「尹大統領はこの日の午前10時30分、広島市内のホテルでモディ首相と首脳会談を行ない、インド内で活動しているわが国の企業に適切な関税賦課基準が適用されるよう、モディ首相の関心を求めた」と会見を通じて伝えた。
両首脳は、ことし9月のG20サミットを含め緊密な交流を続けながら、両国間の特別戦略的パートナーシップを実質的に発展させていくことにした。今回の首脳会談は、ことし “韓-インド修交50周年”を迎える中、両国の首脳間で開かれた最初の対面会談である。
尹大統領は、ことし3月に米韓が共同主催した第2回民主主義サミットに出席したモディ首相に謝意を表し「民主主義の価値を共有する韓国とインドが連帯し、地域と世界問題に共に対応していこう」と語った。
モディ首相はこれに共感を示し「両国の戦略的疎通と協力を強化していこう」と語った。
また両首相は、防衛産業協力やデジタル・バイオヘルス・宇宙をはじめとした先端技術分野における協力も発展させていくことにした。特に2010年に発効した「韓-インド包括的経済パートナー協定(CEPA)」をアップグレードすることで、両国の交易拡大と新たな分野の協力を開拓していくことで意見が一致した。
さらに両首脳は、朝鮮半島をはじめとしたインド・太平洋地域およびグローバル情勢についても話し合った。両首脳は、多様な事柄において韓国とインドが民主主義の連帯の上で強固な協力の枠を築いていることに共感し「今後、韓国の “インド・太平洋戦略”と、インドの “新東方政策”との調和の中で、地域の平和と安定に共に寄与していこう」と語った。
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