サムスングループの不正資金疑惑に関連し行われた系列のエバーランドの倉庫に対する家宅捜索で、金勇チョル(キム・ヨンチョル)弁護士が「サムスンがニューヨークのクリスティーズオークションで不正資金を利用して購入した」と主張しリストを公開していた美術品30点余りのうち、一部が発見されたことが分かった。
 捜査に当たっている趙俊雄(チョ・ジュンウン)特別検事チームの関係者が23日、該当美術品の存在が確認されたかと尋ねる質問に、「具体的に何点、どの作品と確認することはできないが、まったくないわけではない」と答えた。ただ、「Happy Tears」(90億ウォン、約10億2000万円)と、「ベツレヘム病院」(100億ウォン)の2点については確認されなかったと、特別検事チームが公式に明らかにしている。

 一部とはいえリストに含まれる作品が発見されたことで、金弁護士の主張を確認する基礎資料が確保されたことになる。特別検事チームは押収物を整理し、リストにはあるが倉庫で発見されなかったほかの作品について所在確認を進める計画だ。また、不正な方法で購入した作品があるか捜査するとともに、美術品購入に直接・間接的に関与したサムスン側関係者や美術界関係者に順次出頭を要請する方針だ。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0