出産間近の女性タレントが米国行き、現行法上「軍隊免除」は可能か…韓国で議論がヒートアップ(画像提供:wowkorea)
出産間近の女性タレントが米国行き、現行法上「軍隊免除」は可能か…韓国で議論がヒートアップ(画像提供:wowkorea)
女性タレントのアン・ヨンミが米国での出産を控えている中、重国籍者の「兵役義務免除」に関心が集まっている。

 米国で出産する場合、市民権の取得と共に子どもは「二重国籍」となる。その後、韓国国籍を放棄すると兵役が免除されることになるが、現行法上、韓国国籍を放棄する際の条件は厳しい。

 韓国の国籍法上、満20歳になる前に重国籍者となった者は満22歳になるまでに1つの国籍を選択しなければならない。国籍法第12条3項によると、直系存続つまり両親が海外に永住する目的ではなく滞在の状態で生まれた子どもは、兵役義務履行と関連して別途のケースに限ってのみ国籍離脱申告が可能だ。別のケースとは、現役・常勤予備役、補充役または代替役として服務を終えるか終えたと見られる場合、戦時勤労役に編入された場合、兵役免除処分を受けた場合に限る。

 法務部(部は日本の省に相当)側は「国籍法の場合、事案がそれぞれ異なるため、事案ごとに複雑さがあり、個別に検討する必要がある」として明言を避けた。

 これに先立ち、お笑い芸人シン・ボンソンのYouTube(ユーチューブ)チャンネルに出演したアン・ヨンミは「長く(米国に)行くわけではないのに、なぜ…」と言及。この動画でシン・ボンソンは「(米国に)行ってしまうと思うと、こっちが泣きそうだよ」と話した。

 この動画を視聴したネットユーザーらは、”ある点”を指摘。

 それは「アン・ヨンミが米国に出国する理由は、生まれてくる子どもを米国籍保有にしようとしているのでは?」というもの、つまり「兵役逃れ疑惑」だった。一方で「本人に選択の自由がある」との意見もあった。

 このようにネットユーザーらの”舌戦”が繰り広げられると、アン・ヨンミは去る8日、SNSを通して「私たちの子どもは、まだ8か月(韓国では出産前、お腹の中にいる状態で月齢を示す)になったばかり。それに、まだお腹の中にいる。それなのに、もう軍隊問題まで考えてくれるだなんて、あまりに遠い話のようだけど…」とコメントした。

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