サムスングループの不正資金疑惑疑惑を捜査している趙俊雄(チョ・ジュンウン)特別検事チームは22日、系列のエバーランドの倉庫に対し2日間にわたり家宅捜索した結果、「Happy Tears」(ロイ・リキテンスタイン作)と「ベツレヘム病院」(フランク・ステラ作)など、不正資金で購入したという疑惑が出ていた高額美術品2点の存在は確認できなかったと明らかにした。2作品は、李健熙(イ・ゴンヒ)グループ会長夫人の洪羅希(ホン・ラヒ)さんが、サムスングループの不正資金で2002年から2003年にかけ海外で購入したという疑惑が提起されていた。
 特別検事チーム関係者は、2点以外に金勇チョル(キム・ヨンチョル)弁護士が「サムスンがニューヨークのクリスティーズオークションで不正資金を利用して購入した」と主張しているその他美術品30点余りは見つかったかとの問いには、「これ以上詳細には言えない」として具体的な回答を避けた。

 金弁護士が疑惑を申し立てた作品は「Happy Tears」(90億ウォン、約10億2000万円)と、「ベツレヘム病院」(100億ウォン)のほか、バネッニューマンの「ホワイトファイアー」、ドナルド・ジャッドの「無題」、デイビッド・ホックニーの「ニック・ワイルダーの肖像」など。特別検事チームは、21日から22日までの家宅捜索で数千点の美術品を確認したが、押収した作品はないと明らかにしている。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0