忠清南道・泰安沖で発生した原油流出事故に関連し、原因となったタンカー衝突事故の当事者であるサムスン重工業が、事故から47日目にして国民に対する謝罪文を発表する。

 サムスン重工業関係者は21日、原油流出事故に対する謝罪文を翌22日付の主要新聞に掲載する予定だと明らかにした。事故により国民に心配をかけたことを謝罪するとともに、泰安住民の生活の場の回復と生態系復旧に向け最善を尽くすと述べる内容だという。

 同社は先月7日の事故発生から47日目にして初めて公に謝罪することになる。謝罪が遅れた背景については、事故原因が明確にならない状況で、捜査への影響の可能性などを考慮し立場表明を自制してきたとしており、この日検察による捜査結果発表があったことを受け、謝罪文発表を決めたと説明した。

 今後の損害賠償問題についてサムスン重工業側は、「法の定める手続きに従う」としており、一部で要求されているように、同義的責任を取り規定以上の賠償を支払う可能性はないとしている。同社関係者は、同義的責任に関する問題は現段階で言及することではないと話したほか、同社とタンカーを所有する香港の船会社双方の過失を認めた検察捜査結果については、「謙虚に受け入れており不満はない」と述べた。

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