26日、法曹界などによるとアフリカ系外国人のA氏は前日、政府を相手に損害賠償請求訴訟を提起した。
空港難民として知られたA氏は2020年2月、政治的迫害を避けて仁川国際空港に到着した後、乗り継ぎ客の身分で難民申請をした。しかし法務部は、航空券の目的地が韓国ではないとしてこれを受け入れず、1年2か月間、ターミナルのソファで生活しながら行政訴訟を通じた法的対応をした。
その後、一審と二審は政府が法的根拠なく難民申請受付を拒否したのは違法だと判断し、出入国当局が上告せず、判決が確定した。
仁川地方裁判所は2021年8月「法務部が難民申請手続きを開始しないまま、A氏の入国を許可せず、その後乗り継ぎ区域出国ゲートに長期間留まるよう強制した」とし「これは法律上、根拠なく人身の自由を制限するもので、違法な受け入れに該当する」と判断した。
A氏は勝訴したにもかかわらず、これまで空港生活を続けなければならず、いかなる賠償も受けられかったため、今回の訴訟を提起したことがわかった。
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