中国・北京市の病院火災で29人が死亡…工事中の火花が塗料に引火か＝中国報道

中国・北京市豊台（ほうだい）区にある「北京長峰医院」で18日に火災が発生した件について、北京市政府が記者会見を開いた。

同会見での報告によると、18日午後1時ごろ（現地時間）、北京長峰医院から出火していると当該地域の消防に通報が入り、隊員300人余りが出動して消火、救援作業にあたった。

この火災で、19日午前6時までに29人の死亡が確認された。また、負傷した患者やその家族ら39人が現在も入院治療中である。

北京市消防総隊副総隊長は今回の火災原因について、「病院内の改装工事の作業中に発生した火花が、揮発した可燃性塗料に引火したものとみられる」と明らかにした。

現在、警察当局は病院の院長や建設会社の責任者ら12人を刑事拘留し、調査を進めている。