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尹大統領 就任1周年の大規模行事行わず=記者会見の有無に注目
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が来月10日に就任1周年を迎えるに当たり、大規模な記念行事を行わないことが14日、分かった。 大統領室は国内外の厳しい経済状況などを踏まえ、記念行事を最小限にする方針だと説明した。 現在準備が進められている就任1周年行事のテーマは、「真の竜山時代開幕」だ。 ソウル市内の大統領室庁舎前にある竜山公園を来月4日から市民に開放し、大統領執務室の移転による「竜山時代」の幕開けを締めくくる計画だ。尹大統領は昨年3月に大統領室の移転を発表した際、公園の造成計画を発表していた。 文化体育観光部は来月10日、青瓦台(旧大統領府)の開放1周年を記念する特別音楽会の開催を準備している。 このほか、米軍部隊の野球場だった場所で少年野球大会を開く計画も推進されているという。 一方、大統領室はこの1年間の国政運営の成果をまとめる作業も進めている。国政課題の推進状況とそれ以外の課題を盛り込んだ資料集を来月初めに発刊する予定だ。 韓国メディアは、記者会見が開催されるか否かに注目している。 李明博(イ・ミョンバク)元大統領、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は就任1周年の記者会見を行わなかった。朴槿恵(パク・クネ)元大統領は就任1周年当日の2014年2月25日、「国民との対話」形式で「経済革新3カ年計画」を発表した。 尹大統領は昨年11月に出勤途中のぶら下がり取材を中断してからの半年間、記者団に対して国政構想を発表する場がなかったため、記者会見を行う可能性もあると予想される。 尹大統領は今年初め、新年記者会見の代わりに大手紙、朝鮮日報とのインタビューで国政運営構想を明らかにした。 大統領室の関係者は聯合ニュースの取材に対し、「記者会見は大統領が熟考した後に決める」と説明した。