独創的で魅力的な唱法、低音と高音を行き来するハスキーボイスで歌唱力を認められているTeiが、さらに成熟した聞きやすいボイスで帰ってきた。
Teiが1st・2ndアルバムより円熟した感じがするのは、歌唱力に伴うイメージアップ効果もあるが、根本的に彼の優しい心根のためである。
彼は去る夏、ソウル、釜山(プサン)など、韓国6大都市をめぐり、チャリティーコンサートを行い、その収益金全額を、視覚障害者6名の開眼手術費として支援した。
この他にも、日本での単独コンサート、ファンミーティングなどの収益金全額を“視覚障害者支援”として寄付するなど、Teiは善行を実践する歌手としてよく知られている。
「寒い季節に暖かい歌をたくさん聞かせたかった。だから2nd活動を終わらせたんですけど、休みを取らずに直ぐレコーディング作業に入り、やっとでき上がりました」
Teiは去る15日、インタビューで「歌手として生き続ける限り、ずっと視覚障害者たちの希望の光になりたいです」と、多忙なスケジュールにもかかわらず、新アルバムを制作した背景を説明している。
彼はまた、新アルバムについて「収録曲全部がバラード風の歌」「最初に始めたバラードをちゃんと歌いたかった」と語った。
彼は「自分の変化よりも、音楽的に成長していける歌手になるため、今回のアルバムもまた完成度の高いバラード曲を選びました」と付け加えた。アルバムにはラテン、ジャズ、ロック、ポップスタイルの多様なバラード曲が収録されている。
タイトル曲『恋しさに狂う』は、前作の1st、2ndの時と変わらず、作曲家ファン・セジュン氏が曲を手がけた。メリハリのあるラテンリズムにポップバラードを乗せた、Teiだけの独特な音色が色濃く滲み出ている。18人組のストリングとTeiの感性的なボーカルのハーモニーがすばらしい。
イントロの“独白”は、Teiが自ら作詞した曲で、映画で流れる音楽のように暖かく心にしみる曲である。
『あなたはとてもいい香りがする』は、正統ジャズ曲で、Teiの異色的なボイスが聞ける。『恋しさに狂う』は、日本の<安全地帯>出身の玉置浩二のヒット曲『コール』をリメイクしたもので、韓日両国でTeiの魅力的なボイスが響き渡るものと思われる。
普段から歌うこと意外はこれといった趣味が無いというTeiは、芸能人の友人は1人もおらず、音楽界の先輩パク・サンミンとソ・ヨンウンと親しくしており、音楽に関する多くのことを語り合っていると話してくれた。
Teiは来月24~25日午後6時、世宗(セジョン)大学校の大洋ホールでコンサート<ときめき>を行う予定で、最近はコンサートの準備に精を出している。
去る8月の大阪コンサートで6,000人以上の観客を動員し、コンサートを成功させたteiは、今後新作アルバムの活動に専念し、日本でもう一度“バラード熱風”を起こすことを目標にしている。
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