金海国際空港で見送りを受けるBIE調査団(共同取材)=7日、釜山(聯合ニュース)
金海国際空港で見送りを受けるBIE調査団(共同取材)=7日、釜山(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】2030年国際博覧会(万博)開催の立候補国を視察するため韓国を訪れていた博覧会国際事務局(BIE)の調査団が7日、6日間の調査を終えて帰国の途に就いた。韓国は南部・釜山市での万博開催を目指しており、官民が一丸となって調査団にアピールした。

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 調査団は同日午前、帰国便に乗るため韓国格安航空会社(LCC)のエアプサンが用意した特別機で釜山の金海国際空港からソウル近郊の仁川国際空港に移動した。金海空港の入り口では市民が集まって調査団を見送り、空港内でもエアプサンの乗務員らによる歓送イベントが開かれた。

 BIE調査団の8人は2日に仁川空港から韓国入りした。ソウルと釜山で計4回にわたり誘致計画の発表を聞き、万博会場予定地を視察して準備状況を確認した。また、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領、韓悳洙(ハン・ドクス)首相、関係閣僚ら政府高官、金振杓(キム・ジンピョ)国会議長や与野党の執行部、釜山万博誘致委員会の民間委員長を務める崔泰源(チェ・テウォン)大韓商工会議所会頭(SKグループ会長)をはじめとする財界関係者らと会い、意見を交わした。

 尹大統領は3日に調査団をソウルの青瓦台(旧大統領府)に招いて歓迎夕食会を開き、6日には釜山で開かれた歓送夕食会の会場を訪れ調査団と歓談。万博誘致へ意欲をアピールした。

 調査団は4日から6日にかけ、釜山で乙淑島生態公園、万博会場予定地の釜山港北港、国連記念公園を訪れた。市民団体の代表や大学生ら若者と会い、万博誘致に対する地元市民の熱意を確認した。

 5日に海雲台にある映画祭専用館、映画の殿堂でK―POPやクラシックの公演を鑑賞し、6日には広安里海水浴場で行われた万博誘致を願う大規模な花火ショーを楽しんだ。

 調査団は6日に開いた記者会見で「釜山は万博を開催するための全てを備えている」と評価し、「釜山の歓待はすばらしかった」と満足感を示した。


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