精子寄贈で550人の子供が…「近親相姦の危険性を高める」訴訟に(画像提供:wowkorea)
精子寄贈で550人の子供が…「近親相姦の危険性を高める」訴訟に(画像提供:wowkorea)
過度な精子の提供で500人を超える子供を持ったオランダ人男性が、近親相姦の危険性を高めたという理由で現地市民団体に訴えられた。

 28日(現地時間)、英テレグラフ、ザ・タイムズなど外信の報道によると、精子提供で生まれた子供たちの利益を代弁する現地財団「ドナー・カインド」は最近、40代男性ジョナサン・ジェイコブ・メイヤーを相手取って、精子寄贈を中断し現在保存されている精子を廃棄するよう要求する民事訴訟を提起した。

 財団は、彼がこれまで少なくとも13か所の不妊クリニックで精子寄贈を通じて550人以上の子供を持ったものと推定している。

 オランダ政府は出生者の心理的衝撃を減らし、近親出産を予防するため、ドナー1人当たり25人以上は出産できないようにしている。しかし、これは勧告に過ぎず法的拘束力を持たないため、メイヤーは精子寄贈を続けた。

 結局、2017年にも彼が寄贈した精子で102人の子供が生まれたことが確認され、オランダ一帯の病院のブラックリストに載った。

 しかし、彼はSNSなどを通じてデンマーク、ウクライナなど海外でも精子を寄付した。また、これと引き換えに金を受け取ったりもした。

 メイヤーの精子で子供を産んだ女性エヴァは「メイヤーが100人以上の子供を持ったということを知っていたら、彼をドナーに選択することはなかった」とし「子供に及ぼす結果を考えると胸が痛む。法廷に行くのが子供を保護する唯一の方法だ」と心境を吐露した。
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