19日午後、17歳のAさんが4階建ての建物から墜落し、頭に重傷を負った。119救急隊は直ちに出動したが、治療可能な救急室を探すのに時間がかかりすぎた。キョンブク(慶北)大学病院、ケミョン(啓明)大学東山病院とヨンナム(嶺南)大学病院、大邱カトリック大学病院など、Aさんは救急室を求めて2時間あまりさまよって死亡した。このような事例は他にもあるだろうか?
疾病管理庁の重症損傷統計によると、2020年基準、重症損傷で救急救命室を訪れた人は8435人に達する。このうち3278人(38.9%)がAさんのような墜落および転倒による重症外傷患者だった。彼らは全国平均32分で病院に搬送される。ソウルは全国平均より5分早い27分だが、大邱は平均値に近い31分がかかった。ところが、Aさんは4倍である2時間かかった。医療界は、Aさんの事例が異例と見ている。
重症外傷患者10人のうち4人(37.3%)は圏域外傷センターに運ばれ治療を受ける。残りは地域応急医療センター(31.3%)と圏域応急医療センター(18.9%)、地域応急医療機関(12.5%)に移る。危篤な状態であるほど、十分な医療スタッフがいるところに運ばれ治療を受ける必要があるが、Aさんが訪れた時、病床のないところがほとんどだった。
現在、大邱で救急救命室を保有している病院は20か所だ。慶北大学病院と嶺南大学病院は圏域応急センターを、啓明大学東山病院と大邱ファティマ病院、大邱カトリック大学病院、チルゴク(漆谷)慶北大学病院は地域応急医療センターを運営している。この他にも12の地域応急医療機関と2つの地域応急医療施設があるが、問題は彼らが保有している応急病床が337床に過ぎないという点だ。人口250万人に慶尚北道地域の救急患者まで集中することを考慮すれば、非常に不足している。
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