日本の小泉純一郎首相は19日、「日韓関係はもちろん、日中関係についてもそれほど心配はしていない」との考えを明らかにした。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議終了後、釜山市内のホテルで記者会見して述べたもので、過去に敵対関係にあった日本と米国、米国とベトナムなどの例を挙げ、ひとつの短期的な問題で対立があったとしても、長期的な友好関係を損なうべきではないとの考えを示した。また、韓日・日中関係については友好論者であることを改めて示すとともに、韓日・日中関係は相互互恵的な観点からも、重要な関係だと強調した。
 また、靖国神社参拝問題と関連しては、ひとりの国民として参拝したものであり、尊い命を失った人たちの犠牲に上に今日の日本の平和があることを忘れてはならないとの気持ちで参拝しているとする従来の立場を繰り返した。

 今回のAPEC首脳会議については、「暖かく迎えてくれた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領、韓国政府と国民に謝意を示す」と述べるとともに、2010年に日本で開催されるAPEC首脳会議では釜山での立派な会議進行を参考にしたいと話した。


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