サムスン不正資金疑惑を捜査する趙俊雄(チョ・ジュンウン)特別検事が率いる捜査チームが、10日から公式業務を開始する。
 捜査チームが9日に明らかにしたところによると、尹晶石(ユン・ジョンソク)弁護士、チョ・デファン弁護士、諸葛福成(ジェガル・ボクソン)弁護士を特別検事補とする3チームを構成し、捜査に乗り出す方針だ。このほか、検察から派遣された検事3人も特別検事補として捜査実務を担当する。また、特別検事は検察捜査官を任命し、国税庁や警察など関係機関からは職員が派遣される。捜査期間は60日だが、30日(1次)、15日(2次)以内で2回の延長が可能なため最大で150日となる。

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 捜査の対象はサムスングループをめぐる各種の疑惑を網羅する。中でも不正資金の造成・管理、違法な経営権継承、政官界や法曹界に対するロビーの3大疑惑を重点的に捜査する予定だ。このほか2002年大統領選資金・最高権力層に対するロビー資金など包括的なわいろ提供疑惑や、サムスンをめぐる事件に関連した陳情・告訴・告発事件も捜査対象となる。


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