イ・サンホ の最新ニュースまとめ
ただ、ホ・ジョンム監督が代表チームの指揮を執り始めて初のリストであることから、今後の代表選手選抜基準やチーム運営構想をうかがい知ることができるという点では、その意味を見過ごすことはできない。ホ監督は選手選抜の背景について「白紙状態から50人を選んだ。代表選手は模範にならねばならず、常にピッチでよい姿を見せなければならない」と説明している。今回のリストは、名前ではなく技量を優先し、プロ・代表選手としての精神的な姿勢を強調したホ監督の就任第一声をそのまま反映したとの評価だ。
ホ監督は先月7日の代表チーム監督就任後の記者会見で「これまで代表に抜てきされなかった選手にも技量面で劣らない人材は多い。徹底したプロ意識で準備ができている選手が代表に選ばれるべきだ」と選手選抜の基準を提示している。
今回のリストで、W杯のスターとして名をはせたイ・チョンス(フェイエノールト)が漏れたのもこうした姿勢を示すものだ。オランダリーグに進出したイ・チョンスに、リーグに適応する時間が必要という配慮もエントリー除外の背景になるが、精神力を強調するホ監督がその姿勢を示したとの見方が支配的だ。昨年末にコンディションの乱れを理由にシーズン中に休暇を取り一時帰国したことをはじめ、なにかと話題になるイ・チョンスに対し、代表チームの関係者も私見だとした上で、「もう少ししっかりしたほうがいいようだ」と話している。ホ監督は、「イ・チョンスらリストから除外された選手が今後よい姿を見せればいつでも選抜する」としており、まだチャンスは残されている。
昨シーズンに国内リーグのKリーグでこれといった活躍を見せなかったアン・ジョンファン(32、水原)をはじめ、キム・ヨンチョル(32、城南)、ソン・ジョングク(29、水原)ら、2006年W杯ドイツ大会の代表メンバーの脱落は、ホ監督の世代交代の意向とも関係しているようだ。予備エントリーで30代の選手はキム・ビョンジ(38、ソウル)、イ・ヨンピョ(31、トットナム)、キム・ナムイル(31、神戸)、イ・グァンウ(30、水原)の4人だけだ。これに対しオリンピック代表の年齢層となる23歳以下の選手は11人に上る。2010年のW杯本選までを見据えた布石だ。さらにパク・ウォンジェ(24)、チェ・ヒョジン(25)、チョ・ソンファン(26)、ファン・ジャス(27)、ファン・ジェウォン(27)ら、昨シーズンに浦項をKリーグ優勝に導いた「若い血」も大挙してリスト入りしている。チョン・ヘソン首席コーチが見守ってきた済州のディフェンダー、イ・サンホ(27)、ミッドフィールダーのイ・ドンシク(29)、ク・ジャチョル(19)、フォワードのチョ・ジンス(25)ら、なじみが薄いものの潜在力を認められた選手も代表になる機会が与えられた。
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