北朝鮮、黄海で大規模な「瀬取り」か＝船舶7〜8隻が密着

北朝鮮が、黄海（中国大陸と朝鮮半島の間にある海）上で船舶間の大規模な「瀬取り」行為を行っていると報じられた。

　22日、「米国の声（VOA）」が「Planet Labs」の衛星写真を引用した報道によると、密着した2〜3隻の船舶の違法瀬取りの状況が頻繁に確認されてきた黄海上で、7〜8隻の船舶が密着している状況が撮影された。

　去る19日の衛星写真を見ると、黄海・チョ（草）島付近の海上に船舶3隻が並んでいる。翌日（20日）それらの船舶の隣に2隻がさらに密着しながら以前とは異なる姿を見せていた。

　21日には、5隻の船舶が描いた長方形に2〜3隻の船舶がさらに密着。合計7〜8隻が集まっているという事実が確認された。

　これまで北朝鮮は、船舶間の「瀬取り」が疑われる行為をする際に船舶2隻または3隻が密着していたが、今回のように7〜8隻が密着しているのは、初めてのことだ。これに、多数の船舶の「瀬取り」が注目されているが、それら船舶が互いにどのような物品を受け渡ししていたとしても、安保理決議「違反」に該当する。