国立民俗博物館は毎年、年末年始にえとの動物をテーマにした特別展を開催している。こうした場ではその動物のマイナスイメージよりも、プラス面を強調するものだ。2008年の子(ね)年も恒例の特別展が開かれており、今年もそうした傾向を大きく外れるものではないが、最後のコーナーでは1960~1970年代の韓国社会の一風景ともいえるネズミ駆除キャンペーン関連資料が観覧客を迎える。
このコーナーには駆除日の案内文のほか、1940~1960年代のネズミ捕獲用のわな3点も展示されている。そうかと思えば別の壁面には、赤い矢に体を貫かれひっくり返って苦悶の表情を浮かべるネズミも絵も生々しい、大型の駆除キャンペーンポスター2点が張られている。その横では1960~1970年代に全国の映画館で上映された「大韓ニウス(ニュース)」のうち、ネズミ駆除キャンペーンの映像を流している。
博物館側は、駆除キャンペーン資料が子年の特別展に適切かどうかという議論も内部であったが、日常生活でネズミが持つさまざまな意味を反すうするという点で展示を決めたと説明している。
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