同通信によると、西部戦線長距離砲兵部隊の放射砲兵区分隊がこの日、口径600ミリの放射砲を使って射撃訓練を行った。発射地点から395キロと337キロ先にそれぞれ設定した東海上の標的に向かって2発の砲弾を発射した。
この放射砲について同通信は「軍の最新型の多連発精密攻撃武器体系」で、「戦術核攻撃手段」と説明した。昨年12月末の軍への引き渡し時に国防科学院などはその威力を「4発で敵の作戦飛行場の機能をまひさせ、焦土化できる」と紹介したという。
北朝鮮は今回も原因は韓米にあると責任転嫁した。朝鮮中央通信は射撃訓練を「空中優勢を自高自大する(思い上がる)米国、南朝鮮(韓国)の連合空軍力に対する人民軍隊の徹底した抑止準備態勢と対応の意志がそっくり誇示された」と述べた。韓米が2月19日に米軍の戦略爆撃機B1Bやステルス戦闘機F35などを投入してまたも合同訓練を実施したとし、北朝鮮の前日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射訓練に対抗したことを隠さず、軍事的示威にしがみついていると指摘した。
韓米が今年に入り何度も合同空中訓練を行って軍事的緊張を高めており、米戦略資産を韓国に展開する度合いを高めると表明しているとも非難した。
北朝鮮メディアは通常、武力挑発の翌日にその事実を伝えているが、朝鮮中央通信はこの日、発射から1時間17分後に報じた。
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