韓国の遊興施設のチラシに中国有名女優の写真…韓国教授「謝罪すべき」

韓国のある遊興施設が中国の有名女優の写真を入れて広報チラシを製作したことがわかり、物議を醸している。

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　19日、ウェイボー（微博、WEIBO）など中国のSNSには韓国のある遊興施設が製作・配布したものとみられるチラシ写真が共有されている。

　このチラシには「24時ランジェリーシャツルーム」「1人客歓迎」などひどく恥ずかしい文句が書かれているが、その背景には中国の女優＝景甜（ジン・ティエン）の顔が大きく載っている。

　景甜は映画「グレートウォール」「パシフィック・リム:アップライジング」などに出演した中華圏の人気女優で、韓国でも名前がかなり知られている。

　ネットユーザーが「韓国の道端には中国の女優の写真を盗用したものが多い。とても不快だ」という文と共に、該当写真を投稿した後、掲示物はウェイボーで拡散された。

　中国のネットユーザーらはこれを共有しながら「本当に腹が立つ」「韓国が中国の美人を盗むのか」「扇情的な広報物に景甜をモデルとして前面に出すなんで不快だ」などの反応を示した。

　景甜の所属事務所も法的対応に乗り出すと警告。所属事務所側は「今回のことは中国芸能人の肖像権と名誉を深刻に傷付けたもの」とし「権益保護のため早急に関連機関に連絡を取って、法的責任を問うことができる準備をする」と明らかにした。

　韓国でも批判の声があがっている。

　ソンシン（誠信）女子大学のソ・ギョンドク（徐坰徳）教授は20日、自身のSNSを通じて「これまで中国側でおこなった不法行為と変わらない行為」とし「韓国の遊興施設が対外的な謝罪と再発防止の約束をしなければ、中国側に持続的な口実だけを提供する格好になるだろう」と主張した。

　また「私たちのコンテンツが全世界で保護されるのを望むならば、他の国のコンテンツをまず尊重すべきだということを今回の機会に必ず気付いてほしい」と付け加えた。