6日の国会本会議に出席した李祥敏長官=(聯合ニュース)
6日の国会本会議に出席した李祥敏長官=(聯合ニュース)
◇行政相の弾劾訴追案 きょう国会本会議で採決か 最大野党「共に民主党」の主導で野党3党が共同発議した李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官の弾劾訴追案が8日の国会で可決されるか注目される。同党と「正義党」「基本所得党」の3党は6日、ソウル・梨泰院で159人が死亡した雑踏事故を巡り、ずさんな対応の責任を問うとして李氏に対する弾劾訴追案を発議した。野党が議席の過半数を握ることから、弾劾訴追案が国会本会議に上程され、採決が行われれば可決される見通しだ。金振杓(キム・ジンピョ)国会議長は弾劾訴追案の上程可否について意思を明らかにしておらず、共に民主党は採決期限を前に弾劾の必要性を強調し、金氏を最大限圧迫する方針だ。 ◇22年12月の経常黒字26.8億ドル 年間黒字は298億ドル超 韓国銀行(中央銀行)が8日発表した国際収支(速報値)によると、2022年12月の経常収支は26億8000万ドル(約3510億円)の黒字となった。半導体を中心に輸出が急減し商品収支(貿易収支に相当)の赤字が続くが、海外から受け取る配当金が増えたことで全体として黒字に転じた。年間の経常収支は298億3000万ドルの黒字で、21年(852億3000万ドル)の3分の1にとどまったものの、韓国銀行の予想(250億ドル)を上回った。◇ソウルのバス運賃 距離比例制の導入推進 ソウル市は今年の公共交通料金引き上げに合わせ、バスでも地下鉄と同様に乗車距離が10キロを越えれば追加料金が発生する距離比例運賃制の導入を推進する。距離比例運賃制の導入は、2004年7月のソウルバス体系改編以来19年ぶり。現在、ソウルでは地下鉄に乗り換えず、バスのみを1回利用する場合は距離にかかわらず初乗り運賃で乗車できる。距離比例運賃制が導入されれば、幹線・支線バスでは乗車距離が10キロ以上30キロまでは5キロごとに150ウォン(約16円)、30キロ超過時には150ウォンが追加される。◇国会の対政府質疑 最終日は教育・社会・文化分野 国会は8日、教育・社会・文化分野の対政府質疑を行う。対政府質疑はこの日が最終日となる。最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する検察の捜査、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏の株価操作疑惑、ソウル雑踏事故での李祥敏・行政安全部長官の責任問題などを巡り、与野党の攻防が予想される。◇新規コロナ感染者1万7934人 前日比約1800人増 中央防疫対策本部は8日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1万7934人増えたと発表した。新規感染者数は前日に比べ約1800人多い。
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