米国政府は「朝鮮半島の完全な非核化」の重要性を強調した(画像提供:wowkorea)
米国政府は「朝鮮半島の完全な非核化」の重要性を強調した(画像提供:wowkorea)
「自体核武装」の可能性を言及したユン・ソギョル(尹錫悦)韓国大統領の発言について、米国政府は「朝鮮半島の完全な非核化」の重要性を強調した。「韓国の核武装は、域内の安定を損なう」と懸念したのである。

米国防省は12日(現地時間)、尹大統領が “独自核武装”の可能性を言及したことについて「米国の政策は依然として、“朝鮮半島の完全な非核化”に焦点を合わせている」と語った。

この報道官はこの日の会見で、尹大統領の “自体核武装”発言への見解を問う質問に、先のように答えた。

報道官は「われわれは域内の同盟国である韓国および日本と安保・安定を守り、北朝鮮のような国からの攻撃を遮断するため協力している」とし「また、韓国には米軍が駐屯することで韓国を防衛し支援している」と語った。

“北朝鮮と中国・ロシアはみな核をもっているため、韓国内には核武装が必要だという世論が多い”という質問に、報道官は「この問題は、潜在的な核兵器使用の可能性を防止することにおける核兵器非拡散および域内の安保・安定に関連したものだ」とし「韓国の核武装は、他国の軍備拡張をあおり対立を誘発するだろう」と懸念した。

つづけて「米国の観点からみると、依然として米国の政策は(朝鮮半島の)非核化だ」とし「韓国内の米軍に加え、韓国は米国の拡張抑止である『核の傘』の中にいるということも、しっかり記憶すべき点だ」と語った。

“核の傘が作動しない場合はどうするのか”という質問には「仮定的な質問については答えない」としながらも「現在まではきちんと作動してきた」と語った。

尹大統領は11日、外交部(外務省)・国防部(省)業務報告で「(北核)問題がより深刻化すれば、大韓民国に戦術核配置をするとか、わが資産がみずから核を保有する可能性もある」とし「そうなれば、わが国の科学技術でより早くわれわれも(核を)もつことができる」と語った。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96